自然遺産

ドゥルミトル国立公園

Durmitor National Park

ドゥルミトル国立公園のイメージ
登録年
1980
地域
ヨーロッパ・北米
国コード
ME
座標
43.1500, 19.0167

概要

ドゥルミトル山(セルビア語: Дурмитор)はディナル・アルプス山脈の延長線上に位置する山。最高峰はボボトヴ・クク(Bobotov Kuk)で、標高は2528 m。ドゥルミトルの名はルーマニア語で「眠るもの」を意味する。その名前は古代ローマの軍人たちが一帯を征服したときに、山の穏やかさを評して付けたものが元になったとされている。 ドゥルミトル山は1952年に設定されたドゥルミトル国立公園の中にあり、1980年には固有種の植物相や昆虫の多様さが評価され、ユネスコの世界遺産に登録された。国立公園は、氷期に形成された起伏に富んだ地形にヨーロッパクロマツなどの森林が広がる。多くの動物も生息しており、ヨーロッパオオライチョウ、クロライチョウ、ヒグマ、シャモア、オオカミ、ヤマネコ、ユーラシアカワウソなどが代表的である。猛禽類もイヌワシ、ボネリークマタカ、ヒメクマタカ、シロエリハゲワシ、ハヤブサ、ワシミミズク、チュウヒワシ、ヨーロッパハチクマなど多彩である。一帯の水域にはドナウイトウも生息している。 国立公園の面積はおおよそ300 km2 で、ドルミトル山塊や、ヨーロッパ最深のタラ渓谷(深さ1900m)も含まれ、タラ川も保護対象となっている。しかし、公園近くのジャブリャク市や人間の諸活動が、不幸にも環境を害している。加えてモンテネグロの独立以来、観光客の増加が見込まれており、公園の動物相・植物相の観点にとっては好ましいことではない。 そのため、2002年に70 km2 近くが人間が活動を拡大することを許されている対象から外された。しかし、なおも公園の完全性を脅かす活動が見られる。

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