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飛鳥・藤原の宮都の巡り方とアクセス
飛鳥・藤原の宮都は、19の資産が南北およそ5kmの範囲に点在する世界遺産です。 一つひとつは小さく、移動時間の見積もりを誤ると「駅と駅のあいだを歩いただけ」で終わってしまいます。 エリアの分け方と移動手段の選び方から整理します。
基本は「飛鳥駅から入り、大和八木駅へ抜ける」
登録推進協議会が示す基本の流れは、近鉄吉野線の飛鳥駅から飛鳥地域に入り、 北へ進んで藤原宮跡を訪ね、近鉄大和八木駅へ抜けるルートです。 南から北へ移動することで、飛鳥時代の宮都が飛鳥から藤原京へと移っていった順番をそのままなぞれます。
大阪・京都・名古屋方面からは近鉄橿原線・大阪線の大和八木駅、または橿原神宮前駅が起点になります。 桜井エリアの山田寺跡へ向かう場合は、JR・近鉄の桜井駅が最寄りです。
1日で詰め込まず、3つのエリアに分ける
19資産すべてを1日で回ろうとすると、移動が主目的になってしまいます。次の3つに分けて考えると現実的です。
- 飛鳥エリア(明日香村) — 石舞台古墳、飛鳥宮跡、飛鳥寺跡、酒船石遺跡、高松塚古墳、キトラ古墳など。資産数がもっとも多く、半日〜1日
- 藤原エリア(橿原市) — 藤原宮跡、本薬師寺跡、菖蒲池古墳。広い平地に都城の規模を感じられる。半日
- 桜井エリア(桜井市) — 山田寺跡。単独で離れているため、他エリアと分けて組み込む
初めて訪れるなら、飛鳥エリアを1日かけて歩き、次の機会に藤原エリアを組み合わせる形がおすすめです。 どの資産がどのエリアにあるかは19の構成資産の一覧で確認できます。
移動手段は自転車か車か、で組み立てが変わる
明日香村は起伏があるものの、資産どうしの距離は自転車で移動できる範囲に収まっています。 飛鳥駅周辺にはレンタサイクルがあり、点在する遺跡をつなぐ手段として定番です。 徒歩だけで回る場合は、石舞台古墳から高松塚古墳のような南北方向の移動に時間がかかる点に注意してください。
車で訪れる場合、石舞台古墳・飛鳥宮跡・飛鳥寺の周辺には有料駐車場があり、藤原宮跡には広い無料駐車場が用意されています。 ただし週末や春・秋の行楽シーズンは混み合うため、午前9時前に到着しておくと駐車と見学の両方が楽になります。
各施設の開館時間・料金・駐車場の状況は変更されることがあります。訪問前に明日香村や橿原市の観光サイトで最新情報を確認してください。
壁画は「現地の古墳」では見られない
高松塚古墳とキトラ古墳は極彩色の壁画で知られますが、保存のため石室そのものは一般公開されていません。 壁画に触れたい場合は、高松塚壁画館やキトラ古墳の展示施設など、周辺の施設をあわせて計画に入れる必要があります。
公開の有無や期間は施設ごとに異なり、期間限定の公開が行われることもあります。 「古墳に行けば壁画が見られる」という前提で組むと予定が崩れるため、事前確認をおすすめします。
歩いた記録を、そのまま遺産の記録にする
構成資産が19もある世界遺産は、複数回に分けて訪れることになります。 そのとき効いてくるのが「どこまで行ったか」の記録です。
Relicyでは、訪れた世界遺産を写真とともに記録し、地図の上で足跡として残せます。 使い方は世界遺産の記録アプリの使い方にまとめています。旅の準備そのものについては世界遺産旅行を楽しむための基本もあわせてどうぞ。